チャンスをつかんで攻め込め、中東・アフリカの未開拓市場。
海外営業部 第一課
本田 尚志
2000年入社/商学部卒
仕事のミッション
中東・アフリカ地域の営業・マーケティングを担当しています。年に少なくとも3回は現地へ出張し、取引先と商談するほか、産地を訪れ試作中の品種の生育状況を確認したり、まだ当社の品種が導入されていない地域への品種推進や試作の交渉を行います。普段、出張に出ていない時は、本社にてメールや電話での新品種のPRや問い合わせ対応、受注した商品の手配、植物検疫の申請や代金回収など輸出業務全般を担っています。
海外の場合、気候風土はもちろんのこと、国によって食文化や生活スタイル、食へのニーズが異なります。出張の機会を活かし現地でしか得られない情報をキャッチし、研究開発部門へフィードバックすることも海外営業の大切な仕事です。
出荷部門の担当者と、受注したタネの納品時期について確認中。
仕事の醍醐味
以前は南米の15カ国ほどを担当していましたが、昨年から中東・アフリカ地域約30カ国の担当となりました。国の数が増えただけでなく、初めて担当する地域ですので、地理・歴史・文化など一から勉強中です。最近通勤電車の中では『イスラム教とは』なんて本も読んだりしています(笑)。まだまだシェアの低いこの地域で、果たしてどれだけ市場に食い込んでいけるのか。自分の力を試してみたいですね。
新規市場の開拓でまず鍵となるのは市場規模の見極め。現地代理店と連携し、栽培面積や生産農家のタネの購入価格、栽培管理方法などの現状を徹底的に調べ、新規開拓の狙いを定めます。今、特に力を入れているのはアフリカにおけるキャベツのシェア開拓。タキイには100種類ものキャベツの品種がありますが、アフリカの風土に合うのはそのうちわずか1つか2つ。拡販のためには現地向けの品種が必要で、現在早急に開発を進めています。
南米担当をしていたときの忘れられないエピソードがあります。当時、ペルーではニンジンのタネは、「安さ」が最も重視され、一般種に比べて高価なF1種はペルー国内であまり流通しておらず、F1中心の当社のタネも当然市場に入り込める余地がありませんでした。しかしあるとき、現地代理店といろいろなやりとりをしている中で、「ペルーも経済が徐々に発展し、価格の高い種子でも生産者が購入してくれる傾向にある」という情報を入手。まだあまり市場流通の前例がなく不安もありましたが、逆に他社よりも先にニンジン市場に攻め込むチャンスと直感し、価格交渉も含め代理店と推進方法を練り、推進活動に乗り出しました。結果、かつてタキイのF1ニンジン種子販売実績がゼロだった国で、今では年間2〜3トンもの販売が安定して見込めるまでに拡大。その後ペルーを訪れたとき、壮大に広がるニンジン畑を前に、「見てみろ。ここのニンジンはすべてお前から買ったものだ。」と言われたときは、感動がこみ上げましたね。
未開拓の市場へタキイ・ブランドを浸透させる努力に、大きなやりがいを覚える。
みなさんへのエール
仕事をしていれば、嬉しいこと、楽しいこともたくさんありますが、当然辛いこともあります。だけど、自分が本当にやりたいことなら、最後までがんばれる。自分が本当にやりたいことを考え抜き、妥協せず納得のいく会社を選ぶことが第一だと思います。

プライベートタイム
休日は、生まれたばかりのわが子に夢中! お風呂に入れたり、おむつを替えたり、子育てを楽しんでいます。会社に背負って来ようかと思うくらいかわいいです(笑)。
手放せない必須アイテム
せんべい
海外出張では、日本食がないとダメ。年齢とともにそんな気持ちが強くなってきました。無性に恋しくなるのは醤油の味。だから、せんべいは必ず持参しますね。
夜ホテルの部屋でほっと一息つきながらせんべいをパリッ。出張中の貴重なエネルギー源です。
1年間のスケジュール
| 4月 | 南米担当 |
|---|---|
| 5月 | 中東・アフリカ担当になる |
| 6月 | イラン、エジプト、ヨルダンへ出張 |
| 7月 | 海外向け英文品種カタログ作成 出張のための営業資料作成等 |
| 8月 | 海外向け英文品種カタログ作成 出張のための営業資料作成等 |
| 9月 | レバノン、セネガルへ出張 |
| 10月 | ケニア・エジプトから取引先来社 |
| 11月 | ケニア・エジプトから取引先来社 |
| 12月 | ケニア、南アフリカへ出張 |
| 1月 | 日本にて出荷実務等の業務 出張のための営業資料作成等 |
| 2月 | 日本にて出荷実務等の業務 出張のための営業資料作成等 |
| 3月 | ガーナ、中東諸国へ出張 |
海外での楽しみ
ヨーロッパはオランダ、南米はアルゼンチン、チリ、ペルー、ブラジル、キューバ…、出張でさまざまな国へ行きましたが、どこの国も好きですね。
国はそれぞれ違っても、同じタネのビジネスに携わる人々とは、なぜだかなんとなくわかりあえる。「信用」を仕事にしている者同士だからでしょうか。